日本精神分析協会 フロイト創設の国際精神分析学会に加盟する日本精神分析協会のオフィシャルサイト english

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ご挨拶

会長 北山修

 精神分析は、ジクムント・フロイトによって
約120年前に創始された、心の理解方法であり、理論であり、治療法です。重要な歴史的議論と運動の積み重ねを経て現在に至るまでの間に、ヨーロッパ諸国、北米、南米諸国において大きな発展を遂げており、アジアの近隣諸国においても近年大きな発展を見るようになっています。それらは、ロンドンに本部を置く国際精神分析協会(International Psychoanalytical Association)、通称IPAの下に、基礎理論や基本的設定を共有し統合される専門家集団であり学術集団であります。

 本協会は、パイオニアとして渡欧して資格を取った矢部八重吉から数えるなら、85年以上の歴史を持つ国際精神分析協会日本支部であり、同時に国際的な基準に基づく教育実践と研修機能を持ったインスティチュートを併設しております。日本精神分析協会としては、初代会長の古澤平作によって1955年に設立され、着実に歩みを進めて現在に至っております。
 精神分析は固有の技法と構造を持ち、具体的には主として神経症やパーソナリティ障害の患者さんに対して、週4回〜5回、1回4550分、カウチを使用し、自由連想法による治療を行うことを原則としています。また、週13回の精神分析的精神療法もその応用として行うことがあります。

 さらにこれは、社会、文化、芸術、言語など、人間の心のあらゆる活動に関する深層心理学の方法論として、あるいは基礎理論として重要な役割を果たしています。一般の方にはそこから入門していただくのが学問としては分かりやすいかもしれません。

 また、そのための精神分析家になるには、既定の基準の下で厳しい研修を受けなければなりません。研修を受ける参加資格は、医師あるいは臨床心理士などです。具体的には、理論的研修、スーパーバイザの指導下での臨床研修、訓練分析、論文執筆などをこなさなければなりません。これをすべて終了するには、十年近くを要することが多いのです。当然ながら、人の心の深層の問題を理解し分析的対応を行うための資格を取得するには、本組織に参加し候補生としての訓練と経験が必要になります。
 日本精神分析協会の会員は現在30名で人口と比するなら決して多くはありません。しかし日本精神分析学会と連携し、日ごろから教育研修体験と臨床経験を深める専門家たちであり、現在研修中の候補生もまた着実に増えつつあります。

 今や世界情勢はますます不確実となり、日々の不安の種は絶えません。しかしどのような時代が来ようと、選ばれた専門家として、広く人々の抑圧された思いを言葉で汲むという矛盾や難しい課題を引き受けながら、これをこなして参ります。そして、希望を失なわず、これからも将来のさらなる発展を目指して、皆様に少しでもお役に立つことができるよう邁進して参りたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。




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