訓練についてTraining

精神分析インスティテュートのご紹介

精神分析インスティテュートとは

日本精神分析協会が設けた、精神分析家を志す候補生ならびに精神分析的精神療法家を志す研修生の教育訓練のための機関です。現在、東京と福岡にその支部があります。訓練の詳細については、「訓練コースのご案内」をご覧ください。

 

精神分析インスティテュートの機能と構成

精神分析に関わる基礎知識は前提として、インスティテュートでの教育訓練は、臨床場面で精神分析的な探究を持続していくのに必要な力を養成することを目指しています。講師は、原則として当協会の会員です。また、教育研修を円滑に進めるために、各候補生・研修生には、訓練の進展について相談することができる、担当のプログレス・アドバイザーが定められます。プログレス・アドバイザーは、適宜訓練の進捗や課題に関して報告を受け、適切な助言と対処を行なう役割を担います。

 

精神分析インスティテュートの活動

訓練のうち訓練分析とスーパービジョンは、個別に行なわれます。インスティテュートは、系統的なカリキュラムとしてアドバンストセミナー、定期的な臨床検討の機会として月例会、来日する海外ゲスト講師によるポスト・アドバンストセミナーなどを主催します。アドバンストセミナーは、現在、4年1サイクルとなっています。セミナーの受講者は、研修したことに関してインスティテュートにフィードバックすることが求められます。それは評価ばかりでなく、カリキュラムの向上に活用されます。
インスティテュートは、訓練ばかりでなく研究活動も実践しています。それは学術大会やIPA(国際精神分析学会)関連の学術会議やオンライン発信で発表されます。また、海外に発信する英文を交えたジャーナルも発行しています。

 

Q&A

Q訓練を受けていない一般の人でも、インスティテュートの講義を受講できるでしょうか。
A年に何回か、公開講座を催しています。そちらにご参加ください。
Q訓練の修了までに、どの程度の期間を見込んでおくべきでしょうか。
Aアドバンストセミナーが4年1クールで構成されている関係で、候補生に登録されてから早くとも四年はかかります。しかし日本では個人差も見られます。

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